1998-06-29 ArtNo.15506
◆<印度>政府、Bharatアルミの支配権益売却計画
【ニューデリー】インド政府はBharat Aluminium Company (Balco)の支配権益を戦略パートナーに提供するとともに、National Aluminium Company (Nalco)の30%の持ち分を売却する可能性を検討している。
BB Tandon鉱業省次官は先週金曜、以上の消息を確認するとともに、政府の戦略的持ち分の売却を巡り関係省庁の合同委員会が国際コンサルタントの選考を進めていることを明らかにした。それによるとBalcoを含む、鉱業関連政府系企業(PSU)4社の戦略的権益の売却が検討されている。残りの3社はNalco、Hindustan Zinc Ltd (HZL)、Hindustan Copper Ltdで、それぞれ30%、25%、51%の政府持ち分の売却が提案されている。
ディスインベストメント・コミッション(DC)はこれ以前に、アルミ精錬を手がけるPSUの政府持ち分の内先ず40%を戦略パートナーに売却、その後、2年間に同パートナーが持ち分を74%に拡大することを認め、残りの26%も時機を見て売却すると言う方式を提案、鉱業省が同提案を承認していた。
しかしDCはその後、戦略パートナーには最初から51%の権益を売却するよう改めて提案、大蔵省の新年度予算案にも同様の提案が盛り込まれていた。先週木曜に催されたユーロマネー会議の席では、Montek Singh大蔵次官が、Balcoの51%の権益を売却する可能性を政府が研究していることを初めて明らかにした。(IE:6/27)
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