1998-06-29 ArtNo.15504
◆<馬>マハティール氏退陣し、新グループがPNSL権益買収
【クアラルンプル】新たなグループがPNSLホールディングBhdの32%の権益を買収、グループの管理を引き継いだ。
バドゥリ・マスリ重役(MD)は26日の特別/年次総会後、以上の消息を明らかにしたものの、買収の詳細は来月発表されるとだけ語り、新たに支配権益を握った株主に関してはコメントを控えた。しかし、新オーナーらは、非公開企業を通じて一部の主要株主や公開市場から32%の権益を手に入れたものと見られる。
PNSLは先月15日にミズラン・マハティール、ルー・フイキートの両氏が取締役会から退陣、バドリ、モハド・タイブ・アブドゥル・ワハブ、フィリップ・ゴー・テックシアンの諸氏が新たに取締役に加わったと発表していた。サイド・フシン・シャイク・アルジュニド氏は取締役のポストを保った。
この日の総会では、社名をPNSLから元のDiperdana Holdings Bhdに戻すこと、コンソーシアム・プルカパランBhd(KPB)が関与した組織再編計画を取りやめること等が承認された。
バドリ氏によれば、今後は中核とするコンテナ輸送と関連ビジネスに力を集中していく。先行きの見通しに関しては、国内景気が現状を維持すれば、売上/利益の僅かな下降にとどまるが、更に悪化した場合は予想がつかない。その際は、土地等の資産を処分して乗り切りを図ると言う。(MBT,STAR:6/27)
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