1998-06-29 ArtNo.15502
◆<馬>プロトン、41%減益
【クアラルンプル】国産車メーカー、プロトンBhdの1998年3月期通年の純益は国内販売の不振で前年比40.6%減の4億4060万Mドルにとどまった。
売上は67億9000万Mドルと、9.1%の増加を見たものの、営業利益は5億5430万Mドルと、35.5%の減少を見た。また下半期(1997年10月-1998年3月)純益は94%減の2530万Mドルにとどまった。
アナリストらは自動車販売の60%の落ち込みを織り込んだ上で、依然としてプロトンが5億~6億の純益を計上するものと予想していたが、予想を上回る利益の落ち込みに関してプロトンは、製品ミックスの転換や新モデルの開発伴う大幅なマージンの縮小によるものとしている。この他、有効課税率の35%への上昇や5300万Mドルの引き当ても響いた。
プロトンは国内経済の引き続くスローダウンや国際市場価格の軟化で、先行きの見通しも厳しいとしている。(NST,MBT,STAR,ST,BT:6/27)
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