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1998-06-29 ArtNo.15498
◆＜星＞ＣＫタン／メトロ損失、イセタン減益
【シンガポール】シンガポールの小売り市況の低迷を反映して、地場小売り大手のＣＫタンとメトロは26日、そろって損失を報告、イセタンは33％の減益を計上した。
通年でシンガポール小売史上最大の4760万Ｓドルの純損失を出したＣＫタンは、減資、1対1の株主割り当て発行による借入負担の軽減、1億180万Ｓドルの引き当てによる累積赤字の清算を提案した。同社は過去5年間連続の損失で、1億1640万Ｓドルの累積赤字を抱えている。
前年には1190万Ｓドルの純益を報告していたメトロは、最近進出したクルーズ・ビジネスのスタート・アップや宣伝コストが響いて1998年3月期に通年で330万Ｓドルのグループ純損失を計上した。同社の小売り部門は引き続き赤字。しかしギーアン・シティーの27％の権益を握る不動産部門は今回も黒字を記録した。
イセタンは小売り上場企業3社中、1998年3月期に唯一黒字を報告したものの、その額は前年を33％下回る400万Ｓドルにとどまった。売上は4％減の2億5790万Ｓドルだった。(ST,BT,LZ:6/27)
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