1998-06-27 ArtNo.15494
◆<印度>バンガロール国際空港、1ヶ月内に認可も:閣僚
【バンガロール】Ananth Kumar民間航空相は25日、バンガロール国際空港事業を巡る問題に1ヶ月以内に決着をつけ、計画の実現を図る意向を表明した。
クマル民間航空相がエコノミック・タイムズのインタビューに応じたところによると、30日後にはバンガロール国際空港事業が具体化し、軌道に乗っているはずである。中央政府はガイドラインさえ遵守すれば、如何なるハードルも設けない。タタの計画は先見や依怙贔屓なく、客観的に処理される必要がある。国内商工業の発展に貢献し、高い声望を有する企業が進める計画でもあり、ガイドラインさえ満たすなら、ストップする必要はない。政府はガイドラインさえ守れば、如何なる者の空港インフラ開発も歓迎する。
政府は民間や外国金融機関の積極的な参加を期待、また国内航空事業への外国直接投資を望んでいる。タタ・プロジェクトの主要な問題は、使用される土地面積、航空交通のシェア、着陸/駐機料金の3点で、特に解決困難な問題は存在しない。このため2度にわたり3者会談を行う方針を決めたと言う。
この点に関してタタ・スポークスマンは「HAL空港とのトラフィック・シェアは既に認めているが、HALは引き続き国内線空港のステータスを維持せねばならず、2つの国際空港を認めることはできない」と指摘した。
一方、クマル民間航空相は、国際航空会社による国内線運航会社の支配につながる国内線航空会社と外国航空会社の間の航空機リースは認めないとの政府方針を改めて確認した。これにより外国航空会社から航空機をリースしているジェット・エアウェイズとアライアンス・エアはそのフリートの再編を強いられる見通しだ。(ET:6/26)
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