1998-06-27 ArtNo.15493
◆<印度>US$19億輸出志向産業コンプレックスに優遇措置
【ヴィサカパトナム】アンドラプラデシュ州政府は、米国ベースのインド系企業Rain Industries Ltd(RIL)がヴィサカパトナム近郊40キロの地に19億5000万米ドルを投じて開発する輸出志向産業コンプレックスに優遇措置の適応を認めた。
同コンプレックスには、年産900万トンの製油所、年産15万トンのアルミ精錬施設、年産12万5000トンの炭素電極製造施設、そして500MW(メガワット)の複合発電施設が含まれる。
同プロジェクトには、RILが25%出資する他、いずれも米国拠点の製油、電力、アルミ精錬会社が各25%出資する見通しで、7月末までに投資家の顔ぶれが決まるものと見られる。
しかしRILに事業化調査資金の貸与を約束していた米国貿易開発局(USTAD)は、米国政府のインド制裁措置に呼応し、貸付を取りやめる方針をRILに通知したとされる。このためRILは事業化調査を手がける米国コンサルタントにプロジェクトの応分のシェアを提供する方針と言う。(ET:6/26)
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