1998-06-27 ArtNo.15489
◆<馬>Lityan、海外プロジェクトの貢献に期待
【プタリンジャヤ】Lityan Holdings Bhd (LHB)は2000年までに海外事業がグループ業績に大きく貢献するものと期待している。
LHBのラマ・ハルン会長が25日の年次総会後明らかにしたところによると、同社は最近マダガスカルにおけるGSM(global system of mobile communications)移動電話網敷設契約を獲得した他、フィリピンにおける公衆電話網の敷設/経営契約交渉を進めている。前者は今年度から、後者は来年度からグループ業績に貢献する見通しだ。
移動電話経営会社テレコム・マダガスカルと結んだBOT(建設/経営/引渡)契約の下、LHBは移動電話網の構築と同時に料金徴収も引き受け、同収入をテレコム・マダガスカルとシェアする。必要投資額は5億米ドルで、LHBの投資は内200万Mドル。今月初めにサービスが開始され、目下の契約者は約400人。
フィリピンにおけるグローブ・テレコムGMCRインクとの15年契約交渉が妥結すれば、初年度に2000万Mドルが投資され、今年第4四半期から公衆電話2万台が敷設される。
一方、LHBが手がけるマレーシア初の公衆モービル・データ・ネットワーク“Wavenet”は、これまでに10社と覚書が交換された。
LHBの1997年12月期の年商は12.1%増の1億2470万Mドル、税引き前利益は44%増の3960万Mドル。
今年度は国内/域内経済の不振から売り上げの10~20%、税引き前利益の20~30%の下降が予想されると言う。(STAR:6/26)
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