SEAnews 1998-06-27 ArtNo.15488

【シャーアラム】ＵＭＷホールディングズBhdは、昨年度は記録的な好業績を達成したが、今年は国内自動車需要の低迷で、深刻な業績悪化を予想している。
ＵＭＷのラマ・ジャマリ会長が25日の年次総会後明らかにしたところによると、過去5ヶ月間に国内の非国産車販売は70％下降した。このため同社も年産量を昨年の5万台から今年は7000台に縮小したが、自動車部門はグループ税引き前利益の80％を占めることから、影響は甚大である。目下の至上命令は手持ちのストックを早急に売却して換金すること。現在同社は8億Ｍドルのストックを保持しており、様々な奨励措置を設けて売却を図るとともに、輸出も図っている。
ＵＭＷグループはベトナム、中国、フィリピン、ミャンマー、タイ、パプアニューギニア(PNG)で機械工学ビジネスを手がけており、同部門は良好な業績を上げている。例えばＰＮＧにはこれまでに1000万Ｍドルを投資したが、過去5年間の合計収入は3000万Ｍドルに達する。
ＵＭＷの1997年12月期の年商は11.4％増の41億Ｍドル、税引き前利益は前年の3億7432万Ｍドルから3億9100万Ｍドルに拡大した。同社のトヨタ車販売は2万9279台と国内非国産車市場の21.3％のシェアを占めた。同社が資本参加する第2国産車メーカー、プルサハアン・オートモービル・クドゥアSdn Bhd(ﾌﾟﾛﾄﾞｩｱ)は昨年26.9増の6万8731台を販売した。(STAR:6/26)