1998-06-27 ArtNo.15482
◆<星>今年は最悪のリセッションに:南洋理工大学エコノミスト
【シンガポール】南洋理工大学(NTU)エコノミック・モデリング・ユニット(EMU)のエコノミストは25日催された“シンガポール経済の予測と環太平洋盆地中央銀行政策検討会”の席上、今年はシンガポール経済が、1985年(-1.6%)を上回るリセッションに陥り、通年で1.67%のマイナス成長を記録するものと予想した。
EMUはシンガポール経済が今年第2四半期に2.7%のマイナス成長に陥り、その後も第3四半期-4.28%、第4四半期-4.75%、来年第1四半期-3.2%と、4四半期連続のマイナス成長を記録すると予想している。
製造業、商業、金融/ビジネス・サービスは第2四半期から、建設業は第3四半期からマイナス成長に陥る見通しで、運輸通信部門だけがプラス成長を維持するものと予想されている。これら4部門の今年通年の予想成長率は製造業-3.3%、金融/ビジネス・サービス-2.9%、商業-4%、運輸通信+3.28%と言う。(ST,BT:6/26)
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