1998-06-26 ArtNo.15470
◆<星>民間住宅、第2四半期も安値更新:JLW
【シンガポール】シンガポールの民間住宅市場は今年第2四半期におしなべて安値記録を更新した。
不動産コンサルタント会社ジョーンズ・ラング・ウートン(JLW)が24日発表した四半期報告書によれば、市場には住宅バイヤーが依然として存在するにも関わらず、市場情緒は国内経済全体のパフォーマンスと先行き見通しに左右されている。このため立地条件やカテゴリーを問わず、全面的な価格の軟化を見た。
一等地のコンドミニアム/アパートの平方フィート当たり平均価格は第1四半期の930Sドルから850Sドルに8.6%ダウン、一等地から外れた地域のそれは470Sドルに5.1%下降した。
1997年末と比較した場合、一等地と非一等地のコンドミニアム/アパート価格は、それぞれ15%と10%の落ち込みを見、1996年のブーム時に比べると、各19%と25%の値下がりとなる。
土地付き住宅の価格も第1四半期の平方フィート当たり平均525Sドルから485Sドルに7.6%下降した。
JLWは民間住宅市場の短期的見通しは依然不透明で、今年後半には資産価格も賃貸料も一層の下降が見込まれるが、既に大幅な調整がなされた後だけに、より穏やかな値下がりが予想されるとしている。(ST,BT,LZ:6/25)
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