1998-06-24 ArtNo.15438
◆<星>CAM、ペナン子会社資産をM$3760万で売却
【シンガポール】放漫経営から財政難に陥た後、事業再建とシンガポール証取(SES)への再上場を目指している精密エンジニアリング会社CAMインターナショナル・ホールディングズは22日、ペナン拠点の子会社CAMアドバーンスト・テクノロジーズ(CTM)の資産を3760万Mドルで売却する合意が達成されたと発表した。
それによると、買い手はニューヨーク証取上場のカラー・プリンター・メーカー、テクトロニクスの子会社、テク・カラー・プリンティング(TCP)。TCPはCTMがペナン州プライに所有する16万平方フィートの工場と設備を各3580万Mドルと176万Mドルで買収した後、一部のスペースと設備を2年間賃貸(更に1年延長可能)、同時に製品も買い取る。
これによりCTMはその売却収入で負債を返済した上、事業もこれまで通り続けられる。加えて工場スペースも適正レベルに調整され、コストを削減できる。CAMはこれ以前にグループ内で最も好収益を上げるCTMの売却を図ったが失敗していた。(ST,BT,LZ:6/23)
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