1998-06-23 ArtNo.15430
◆<馬>Unisem、集積回路製造能力を2倍に拡大
【クアラルンプル】近くクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を予定する集積回路(IC)製造会社Unisem(M)Bhdの製造能力は、目下進めている拡張計画が完成すると、2倍に拡大される。
ユニセムの公募目論見書によれば、同社は1週間に1500万ユニットのICやその他の半導体装置を組立/包装しており、稼働率は80%。また同時に150万ユニットの製品検査も行っており、こちらの稼働率は75%。総額1億5920万Mドルのフロント・ライン/エンド・ライン拡張計画の第1期分(M$1050万)は間もなく稼働、第2期分も来年の第3四半期までに操業を開始する。これに伴い税引き前利益は昨年の6870万Mドルから1998年には9100万Mドル、1999年には1億680万Mドルに拡大する見通しだ。
同社は原材料の72%を輸入に依存しているものの、全世界の40社を超える顧客への納入契約の多くも米ドル建てのため、通貨危機の影響はそれほど受けていない。最大顧客の営業額に占める比率は13%以下。製品の64%は米国、カナダ、英国、欧州、アジア諸国に輸出され、輸出総額の87%が米国向けとなっている。(MBT:6/20)
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