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	1998-06-22 ArtNo.15419 
	◆<印度>既存パートナーの異議でデンソーの新エアコン合弁暗礁に 
	【ニューデリー】デンソーとキロルスカ・グループのカー・エアコン合弁計画が、デンソーの既存パートナーSubros Ltd(SL)の抵抗で立ち往生している。 
  インド政府は新事業を開始する外国企業に、既存合弁パートナーのノン・オブジェクション・サティフィケート(NOS)を取得するよう義務づけているが、インド最大の自動車用エアコン製造会社のSLは今月12日に工業省に対し、デンソーとキルロスカの新合弁事業にNOSを発行せぬ方針を通知した。 
  このため外国投資局(FIPB)は同プロジェクトの認可を見送り、工業省はデンソーとSLに対して早急に問題を協議するよう勧告した。しかしFIPBはデンソーが新たな完全出資子会社を設立する計画は承認した。 
  Lalit-Ramesh Suri氏に率いられるSLは、Denso Kirloskar Industries Pvt Ltd(DKI)の設立に対するNOSへの署名は拒絶したものの、デンソーが向こう5年間に5000万米ドル(外国直接投資)を投じて燃料供給システムの他、やはり自動車用エアコンの製造も手がける新会社を設立する計画には、同意したようだ。同プロジェクトにはデンソーの他の既存パトナーPricol IndustriesもNOSを発行したと言う。(IE:6/21) 
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