1998-06-22 ArtNo.15418
◆<印度>バジパイ政権、スズキとの妥協で内部批判に直面
【ニューデリー】アタル・ビハリ・バジパイ政権は、合弁会社Maruti Udyog Ltd(MUL)の人事紛争を巡るスズキとの妥協で厳しい内部批判に直面している。
Swadeshi Jagran Manch(SJM)のMuralidhal Rao全国組織部長は、「スズキのペースに完全に同調し、企業利益を国益に優先させた和解書に調印したのは、全く不見識」と強調した。
同氏によると、和解内容はスズキの最大限の利益を実現するもので、国際仲裁廷における最悪のケースでもこの種の判決が下されることはない。MULをスズキの利益に奉仕するキャプティブ会社にしたに等しく、政府はこの種の不平等な協定に調印した理由を国民に釈明する必要があると言う。(IE:6/21)
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