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1998-06-22　ArtNo.15410

【シンガポール】香港のポリティカル・アンド・エコノミック・リスク・コンサルタンシー(PERC)はシンガポールの政府系企業や金融機関が向こう数ヶ月間に大量の人員を整理するものと予想している。
未だ人員整理が行われない理由として、ＰＥＲＣは経済の先行きに対する楽観論が依然支配的なためとしている。しかし近隣諸国がいずれもリセッションに瀕していることから、シンガポールの建築業、金融業、商業のビジネス縮小は免れない。
一方、アジア経済危機が1年前に発生して以来、シンガポールの国際収支は資金流出の大きな圧力を受けており、3月の国際収支黒字は、1年前の16億ドルから3億4000万ドルに下降した。外国直接投資も下降しており、今年通年の国際収支黒字は僅かな額にとどまると見通している。(LZ:620)

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