1998-06-20 ArtNo.15401
◆<印度>国際空港問題、会議は不要、決定を:タタ幹部
【バンガロール】カルナタカ州バンガロール市内Devanahalliに建設が予定される国際空港問題に関して、同プロジェクトのプロモーターを務めるタタ・グループの幹部は18日、最早政府との協議に関心はなく、政府の決定を望むと語った。
それによると、同社は中央政府及びカルナタカ州政府に、その立場を既に表明している。バンガロールに2つの国際空港を設ける案は非現実的で、空軍基地とのスペース・マネージメントに関しては、遙かに多くの旅客機が運航しているロンドンの例からも、問題はない。
空港使用料に関しては、設備水準の異なるバンガロー空港をムンバイ空港と同じ料金で運営することはできない。空港使用料についてはIATAの国際ルールに準じて処理されるべきである。
空港用地問題については、タクシー専用道路等も必要とされることから、仮にチャンギ空港に匹敵する国際空港を建設するとすれば、土地収用計画を縮小することはできない。これらの問題は既に論議し尽くされたもので、再度蒸し返しても意味がないと言う。
近く、民間航空省によりアレンジされる中央政府、州政府、プロモーターの3者会議に出席する可能性に関して、同氏は「儀礼上出席するかも知れないが、これ以上一体何を話し合うのか」反問した。(FDTH:6/19)
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