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1998-06-19 ArtNo.15388
◆＜印度＞丸紅、ＳＰＩＣエレクトリック・パワーに出資？
【チェンナイ】丸紅は、タミールナド州Tuticorinに500ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の石炭火力発電所の建設を計画するＳＰＩＣエレクトリック・パワー・コーポレーションへの出資問題を協議しているもようだ。
同プロジェクトには米国ベースのSithe、ＭＣＮが既に参画、米国企業RaytheonがEPC(ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ/資材調達/建設)契約を獲得しており、丸紅以外にドイツ企業ＥＶＳ(Electricity Verke Stuttgart)も出資交渉を進めているとされる。
仮に交渉がまとまれば、丸紅は純粋な出資パートナーとして参加するものと見られる。同プロジェクトのプロモーターは変動金利付き証券(FRN)の発行を通じて5000万米ドル前後の調達を計画したが、アジアを襲った通貨危機の余波で、資金コストが高くつくシンジケート・ローンに転換した。しかしこれも核実験に伴う経済制裁でその組成が停頓している。
こうした事情から新たな出資者が求められたものと見られるが、ＳＰＩＣ筋は同消息に対するコメントを控えている。また消息筋は丸紅が出資する可能性は大きいが、ＥＶＳが参加する可能性は薄いと評している。(FDTH:6/18)
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