1998-06-18 ArtNo.15375
◆<印度>首席大臣、バンガロール国際空港計画の認可取得保証
【バンガロール】カルナタカ州のJ.H.Patel首席大臣は16日、タタ・グループの代表団にバンガロール国際空港建設計画に対する中央政府の認可を早期に取得することを約束した。
この日タタ代表団はラタン・タタ会長の書簡をパテル首席大臣に手渡し、長期にわたる認可の遅れに対する不満を表明した。
バンガロール国際空港プロジェクトは、中央政府の認可が得られないまま、長期にわたって宙吊りの状態が続いているが、ヒンドスタン・エアロノーティクスLtd(HAL)がその国内線用空港を国際空港に格上げすることを申請したため、新たな脅威に晒されている。
一方、Ramakrishna Hegde商業相はこの日、「政治的利害や利権を巡る思惑がインド初の民間国際空港プロジェクトの離陸を阻害している」と述べるとともに、「建設地はDevanahalli以外には考えられない」と強調した。同相によるとゴウダ政権時代にDevanahalliではプロジェクトに必要とされる約3000エーカーを上回る土地が収用された。しかしタタは同地に空港を建設する代償を要求、最初の50クローのインストールが政府により拒絶されたため、プロジェクトの進捗が滞っていると言う。(FDTH:6/17)
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