1998-06-16 ArtNo.15332
◆<星>インテルサット、年内にEコマース・サービス提供
【シンガポール】インテルサットは今年末までにアジアにおける通信衛星を通じたエレクトロニク・コマース・サービス“Multicasting”を開始する。
インテルサット・アジア・パシフィックのEui K.Koh重役(MD)が最近シンガポールで催されたコミュニクアジア98の会場で語ったところによると、認証を受けたユーザーのみがマルチキャステイング・シグナルを受信できる。アジアでは銀行界が特にマルチキャスティングに強い関心を示している。
インテルサットは目下アジアのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)の80%にインターネット転送サービスを提供している。これらにはシンガポールのISP3社も含まれている。
ISPはインテルサットを通じて受信したインターネットを電話ケーブルを通じてエンドユーザーに送付する。通信衛星を通じたインターネット・トラフィックは、地上のケーブルを通じたトラフィックの混雑解消の手段として、また低コストなインフラ(ケーブルを敷設する必要がない)として利用が拡大している。インテルサットは目下、全世界の通信衛星を通じたインターネット・トラフィックの70%を手がけている。
目下インテルサットがアジア向けに提供するインターネット・トラフィックの転送速度は300Mbps(メガビット毎秒)だが、1年内に2倍の600Mbpsに、2000年までには3倍に加速される見通しだ。(BT:6/15)
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