1998-06-15 ArtNo.15327
◆<印度>Salem/ASP合併、ステンレス・スチールに集中
【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)は、傘下の特殊鉄鋼製造部門2社Salem SteelとAlloy Steel Plant(ASP)を合併し、ステンレス・スチールの製造に集中する計画だ。
SAILのArvind Pande会長が12日語ったところによれば、新たに8%の関税が課されることになったためスラブ輸入がコスト高になり、加えて国内の設備過剰が、Salem/ASPのボトム・ライン赤字を一層深めさせる結果を招いた。今後両プラントはグループ内の需要により多く応じることになる。
一方、SAILはマーチャント・バンクIDBIに資本再編計画の立案を求めた。ダイベストメント・コミッションは、スチール・デベロプメント・ファンド(SDF)からの5000クローの借入を、出資に転換するか、別途積立金として処理するよう提案している。IDBIは向こう2、3ヶ月中に報告書を作成する見通しだ。目下同社の払込資本は400クロー、これに対して借入は1万クローにのぼり、第9次5カ年計画中に必要とされる1万クローの投資資金を借入で賄うのが困難になっていると言う。(ET:6/13)
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