1998-06-15 ArtNo.15325
◆<印度>三菱/丸紅/日立、1000MW発電施設の納入競う
【カルカッタ】三菱重工業、丸紅、日立製作所は、ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)がアンドラプラデシュ州Simhadriに建設する1000MWの石炭火力発電所のターン・キー契約獲得を目指している。
同契約には500MW発電装置2基に付属するターボ・ジェネレーター、ボイラー、静電気キャパシター、補助施設の納入契約が含まれ、その額は2200クロー前後と見積もられている。同プロジェクトには、シーメンスやアセア・ブラウン・ボベリ等の欧州勢も入札しており、NTPCは間もなく落札者を発表する見通しだ。
NTPCはこの他石炭ハンドリング・システムの納入業者の選考も進めている。これらを含めたプロジェクトの総額は3800~3900クローにのぼる。プロジェクトの借入/自己資本比率は70:30で、日本海外経済協力基金のソフト・ローンが利用される。
NTPCはMahanadi Coalfields Ltdと年間500万トンの石炭購入契約を既に結んでいる。(ET:6/13)
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