1998-06-15 ArtNo.15316
◆<星>シーメンス・マツシタ、S$7千万SAW工場オープン
【シンガポール】シーメンスと松下電器産業の対等出資合弁会社、シーメンス・マツシタ・コンポーネンツは13日、カラン・ウェイに7000万Sドルを投じて設けたSAW(サーフィス・アコースティック・ウェーブ)フィルターの研究開発(R&D)/製造施設をオープンした。
シーメンス・マツシタ・コンポーネンツのKlaus Ziegler社長兼CEOによると、新工場は1日当たり30万ユニット、年間1億ユニットのSAWフィルターを生産、アジア太平洋地域、日本、北米に輸出する。これにより同社のSAWフィルター生産能力は2倍に拡大する。
アジア通貨危機に関わらずSAWフィルターの世界及び域内需要は依然堅調を維持している。円の一層の値下がりの影響を過小評価しないが、それは過渡的なもので、1999年と2000年の困難な時期を経過すれば、市況は回復するはずと言う。(ST,LZ:6/14)
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