1998-06-13 ArtNo.15311
◆<印度>L&T、サンゴバン・フロート・ガラス工場受注
【チェンナイ】Larsen & Toubro(L&T)は、サンゴバンがチェンナイ近郊46キロのSriperumbudurに480クローと投じて設けるフロート・ガラス工場の建設契約を獲得した。
L&T筋は、先週パリで調印された契約の額を300クローと語ったが、サンゴバン筋はそんな額ではないとしている。また工期もL&T幹部が少なくとも18ヶ月としているのに対して、サンゴバン筋は15ヶ月以内の完成を目指すと語った。
サンゴバン筋によれば、工場のキャパシティーは年産16万4000トンで、1999年第4四半期の稼働が目指されている。確かにインドの自動車市場は景気が低迷しているが、同社は長期的見通しに基づいてプロジェクトを進めているため、生産規模を縮小する計画はない。
また自動車産業だけがターゲットではなく、建設業の潜在性も大きい。また同プロジェクトには輸出義務は課されていないが、製品の一部の輸出も計画されている。
サンゴバンはタミールナド・ミネラルズLtdとシリカ・サンドの採掘/加工合弁も準備しており、Neyveli付近に設けられるプラントの月産量は4000~5000トンと見込まれている。同合弁事業の出資率等は未定。(IE:6/12)
|