1998-06-12 ArtNo.15292
◆<馬>マテハン機器のチェンフア、中国/エジプト市場に照準
【クラン】マテリアル・ハンドリング・システムの設計/製造を手がけるCheng Hua Engineering Works Sdn Bhd(CHEW)は今年、中国、エジプト市場にプレゼンスを築き、収益基盤の拡張を図る。
創業以来30年の歴史を有するCHEWは今月半ばに上海にマーケッティング・セールス事務所をオープンする。CHEWのリム・チーキョン取締役(マーケッティング担当)によると、中国では先ず工場用コンベア・システムの販売を手がけ、できれば今年末までに製造拠点も設ける。製造施設のコストは200万Mドルと見積もられ、コンベア・システムの他、リフト、ロボティクス・ユニット、その他の工場用アクセサリーが製造される。同社は合弁工場の支配権益を握ることを希望している。
中国は、国営工場の近代化と自動化を図っており、同社のコンベア・システムに対する大きな潜在需要が見込める。
一方、今月同社はエジプトにTV製造施設を輸出する。同社はこれ以前にメキシコにもこの種の製造施設を輸出した実績を有する。また日本へは防塵機能を備えたフィルム運搬用特殊パレットを近く出荷する。同パレットは今年末までに2500ユニット輸出される。同社は1995年に松下の大阪工場に高解像度ワイド・スクリーンTVセット用ハイテク製造施設を納入した実績を有する。
中国/エジプト/日本向けのこれらのビジネスだけで今年末までに600万Mドルの売上が見込める。昨年の営業額は2800万Mドルで、同社は今年もほぼ同レベルの売上を見込んでおり、輸出が全体の20%を占める見通しだ。(STAR:6/11)
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