1998-06-12 ArtNo.15285
◆<星>EDS、リージョナル・プロセッシング・センター開設
【シンガポール】情報技術(IT)アウトソーシング市場をリードするエレクトロニク・データ・システムズ(EDS)は、アジア太平洋地域の顧客に対する支援サービスを強化するため、500万米ドルを投じてシンガポールにリージョナル・プロセッシング・センターを設けた。
EDSのピート・メフォード副社長によると、昨年の152億米ドルの同社営業額にアジア太平洋地域は5~10%貢献しているに過ぎず、またアジア太平洋地域のビジネスはニュージーランド、オーストラリア、台湾等に集中しているため、昨今のアジア金融危機の影響は極めて小さい。とは言え同社はアジア太平洋地域売上を営業額の3分の1まで引き上げる計画だ。
目下当地に進出した多国籍企業は厳しい経済環境の中でビジネス目標の達成を目指しており、EDSはその先進的技術と設備を用いてこれらの企業の目標達成を支援する絶好の機会に恵まれている。このため今年の域内営業額は依然として40%の成長が見込める。
IT技術の急速な進歩に伴い企業や政府機構は益々アウトソーシングに依存するようになっており、同社は今後は大企業だけでなく、中小企業の需要にも応じる計画だ。ITアウトソーシング・ビジネスは景気の変動にそれほど影響を受けないと言う。(LZ:6/11)
|