1998-06-11 ArtNo.15283
◆<印度>1998/99年GDP成長6%:商工会議所
【ニューデリー】インド商工会議所連盟(ASSOCHAM)は1998/99年度の工業生産の伸びを6.5%、国内総生産(GDP)の伸びを6%、インド政府の財政赤字をGDPの6.53%と予想している。
AssochamのL.Lakshman会頭は9日、以上の見通しを示すと共に、政府が新年度予算案において提案した非戦略部門公共企業(PSU)の政府持ち分を26%に引き下げる方針を歓迎した。こうした持ち分の売却により政府は別途1万4870万クローの収入を得られる見通しで、これによりGDPの成長も6.5%に加速する可能性がある。
新年度予算案の諸措置によりインフレの二桁成長が生じる恐れがあるが、銀行システムを通じた信用管理、効率的な政府支出計画、慎重な通貨政策を通じて7%のレベルに抑制することが可能だ。
しかし一律8%の輸入関税は、従来の転倒した税制を恒久化させ、付加価値活動を阻害する。5%のModvatディスアラウワンスはVATと矛盾するだけでなく、混乱を増幅する恐れがあると言う。(ET:6/10)
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