1998-06-11 ArtNo.15282
◆<印度>インド・ラマ、繊維事業を棚上げしPTAに集中
【ムンバイ】Indo Rama Synthetics(I)Ltdは、カルナタカ州Dharwadに350クローを投じて設ける計画だた繊維工場の建設を見合わせ、純粋テレフタル酸(PTA)プロジェクトに力を集中する。
ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)事業の下流部門総合化計画の一環として計画されたDharwadプロジェクトでは、先ず200クローを投じて織布工場が設けられ、その後紡績施設が追加されるはずだった。最終的に5万紡錘/240織機が据え付けられ、ButiboriのPSFユニットが原料を供給する予定だった。同社幹部によると、全体的な景気の後退から、プロジェクトの実行を延期する方針を決めた。これによりPTA事業に集中できる。
インド・ラマはアンドラプラデシュ州Vishakapatnamに3億4000万米ドルを投じて2001年の稼働を目処にPTA製造施設を設ける計画で、借り入れ/自己資本比率は2:1。インド・ラマが60%、三井化学と伊藤忠商事が5%と35%、それぞれ出資する。
インド・ラマはまたPTAプロジェクトの延長として、ポリエステルの製造を計画、目下事業化調査を進めていると言う。(FDTH:6/10)
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