SEAnews 1995-05-08 ArtNo.1527

【クアラルンプル】メイ・プラスチック・インダストリーズBhdの完全子会社メイ・ポリエステル・フィルムズSdn Bhdは5日、イーストマン・ケミカル・カンパニーとＰＥＴ(ﾎﾟﾘｴﾁﾚﾝ･ﾃﾚﾌﾀﾚｰﾄ)シート製造に関わる提携を結んだ。
メイ・プラスチックのチア・ラムチョイ会長がこの日の協力協定調印式後語ったところによれば、1993年末に着工、94年初から操業を開始したラワン工場に同社は既に1000万Ｍドルを投資、同工場では目下年間3600トンのＰＥＴシートが製造されている。製品の30％は国内市場に向けられ、残りはタイ、シンガポール、日本、香港、中国に輸出、アジア太平洋地域市場(年間3万ﾄﾝ)の6％のシェアを握っている。イーストマンとの提携は新包装材料の開発合弁等を通じた新技術や応用技術の導入の面で同社に恩恵を及ぼすものと期待される。メイ・プラスチックは最近また完全子会社のメイ・リサイクル・テクノロジーSdn Bhdを通じてスラゴール州スガイ・ブローに1000万Ｍドルのプラスチック廃棄物再生工場を建設した。同グループは77年の創立以来、モールド／ダイの設計製造、射出成型、電気電子・電気通信関連プラスチック部品の製造等を手掛けてきた。一方、イーストマンのジェラルドＰ.モリー副社長によると、同社はクアンタンに年産3万メートルトンのポリエステル・コポリマー工場を建設する方針を決定したと言う。(STAR:5/6)