1998-06-11 ArtNo.15269
◆<星>副首相談話に外銀エキサイト、ATM網へのアクセスに期待
【シンガポール】外国銀行は、国内金融市場を徐々に開放し、内外プレーヤーのより幅広い競争環境を醸成すると言うリー・シエンロン副首相の談話に興奮しており、取り分けATM(現金自動預払機)ネットワークへのアクセスに胸を膨らませているようだ。
国内金融市場の開放に際しては、先ず外国銀行の提案をチェックすることからスタートするものと見られるが、これらの提案には、サブ支店の開設、構外ATM、NETs(ネットワーク・フォー・エレクトロニク・トランスファー)への加盟が含まれる。
アメリカン・エクスプレスの幹部は、「競争の拡大はサービス向上と魅力的料金をもたらすため、外国銀行ばかりでなく、顧客にとっても大ニュース」と指摘した。
スタンダード・チャータード・バンク幹部もホンコンバンクの幹部も最大の望みはNETsに参加することしているが、地元銀行はそう簡単に外国銀行のNETsへの参加を認めそうにない。大華銀行(UOB)のウィー・チョーヤオ会長は、最近のインタビューの中で真っ向からこの種の提案に反対している。(ST:6/10)
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