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1998-06-09 ArtNo.15247
◆<馬>BIS報告書、対外債務の潜在リスク暗示
【クアラルンプル】中央銀行の報告書ではマレーシアの対外短期債務は比較的健全なレベルに抑制されているが、国際決済銀行(BIS)が最近発表した数字との間に大きな相違が見られ、公式数字に含まれていない潜在リスクを暗示している。
マレーシア中央銀行の発表によれば、1997年通年の対外短期債務は102億米ドルで、外貨建て対外債務総額の30%にとどまった。これらの債務の80%は銀行によるもので、銀行界は昨年下半期に短期債務を大幅に削減している。
しかしBISの報告によれば、マレーシアの昨年下半期の対外短期債務は146億米ドルと、上半期の162億6000万米ドルから縮小しているものの、中央銀行が報告した数字をかなり上回っている。
BISスポークスマンによると、こうした相違の主因は同行の統計には、ケイマン諸島やバージン諸島等のオフショア金融センターを通じた借り入れが含まれているため。
一般にケイマンやバージン諸島に設けたオフショア子会社を通じて調達した資金はマレーシアの本社に送金される。この種の借り入れはマレーシア企業の資産や保証を担保にしているが、公式のバランスシート上には資産として記入され、返済義務が履行されなかった場合に初めて債務として浮上してくる。
銀行界筋によると、BISの統計数字もこの種の借り入れの一部を含んでいるに過ぎず、その総額はBISも把握していないと言う。(BT:6/8)
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