1998-06-09 ArtNo.15246
◆<馬>FWインダストリーズ、景気後退に抗して営業額拡大目指す
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指す機械製造/プラント設備工事会社FWインダストリーズBhd(FWI)は、域内経済が金融危機の打撃から依然立ち直り切れないにも関わらず、向こう2年間に年率10~15%の売上増を見込んでいる。
昨年(1997年7月期)6400万Mドルの年商を上げたFWIのラム・ウェンキョン重役(MD)によると、同社は石油/ガス/石油化学/油脂化学/化学等の資源ベースの産業に深く関与しており、これらの部門における向こう5年間の新規投資は500億Mドルに達する見通しだ。
FWIはスラゴール州ラワンの2工場を通じて年間8000~1万トンの工学設備を製造しており、固定資産は3200万Mドル。先月以来2億Mドル相当のプロジェクトに入札した同社は、Mドルの軟化に乗じ、海外市場の開拓にも力を入れ、営業額に占める輸出売上を向こう3年間に30~40%に倍増させる計画だ。
ラム氏の父親Lim Theam Fook氏が1974年に創設したWeng Lee Engineering Coを起源とするFWIは、1996年12月27日にプライベート会社からパブリック・カンパニーに組織変えした。FWIは傘下に完全出資子会社2社フィールドワーク・エンジニアリングSdn BhdとSuitech Sdn Bhdの他、合弁会社2社も擁する。
FWIは来月の上場に向け、新株100万株と譲渡株303万4000株を、1株2.80Mドルで公開する。(STAR:6/8)
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