【クアラルンプル】ペラ州タンジュン・カタの埋め立て地Manjungに2000MW(メハワット)の石炭火力発電所を建設する計画に、外国企業約20社が注目している。
電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)のアハマド・タジュディン・アリ会長によると、2002年の稼働を目指す同プロジェクトのコストは当初50億Mドルと見積もられていたが、最終的に70億Mドルに達する可能性がある。
目下、TNBの子会社Janamanjung Sdn Bhdが同プロジェクトを手がけているが、同社が単独で実行するには規模が大きすぎる恐れがある。ジャナマンジュンは外国直接投資導入の候補の1つで、1、2社の外国企業に参加を求める可能性が検討されている。既にアジアや欧州の企業20社ほどが関心を表明しているが、外資導入の規模等、詳細は詰められていない。同プロジェクトは政府の優先プロジェクトでもあり、最終決定はTNBが単独で下す訳ではないと言う。(MBT:6/8)