1995-05-08 ArtNo.1522
◆<星>GATX、中国嵐山港石油ターミナルにUS$6千万投資
【シンガポール】GATXターミナルズ・シンガポール(GTS)はSinochem(チャイナ・ナショナル・ケミカルズ・インポート・イクスポート)等と合弁で中国山東省日照市嵐山港石油・石油化学製品ターミナルの拡張計画に向こう5年間に6000万米ドルを投じる。
GTSは5日に調印された契約の下、同事業に60%を出資、残りの40%はSinochem、Sinochem子会社のチャイナ・ナショナル・ケミカル・シャントン(CNCS)及び韓国のサンヨン・リファイナリーズが負担する。一期工事では3万トン級の船舶が接岸できる埠頭が建設され、その後タンク施設やパイプ・ラインが増設される。これにより現在17基合計8万6000立米のタンク貯蔵能力が、17万8500立米に拡張される。GTSは今後5年間に中国の沿岸都市に別に2つのターミナルを建設する計画で、寧波や広西省の用地を物色している。米国GATXターミナルズ・コープが50%、シンガポール港湾局(PSA)が33.3%、ジュロン・タウン公社(JTC)が16.7%出資して、1974年に設立されたGTSは目下シンガポール国内に15万立米のタンク施設を擁している。(ST,LZ:5/6)
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