1998-06-06 ArtNo.15214
◆<馬>エプソン、新プリンター工場機械設備にM$1.38億投資
【ジョホール・バル】エプソン・プレシジョン(ジョホール)Sdn Bhd(EPJ)はジョホール・バル近郊Kempasの既存工場に隣接して建設中の床面積3000平方フィートの新工場の機械設備に1億3800万Mドルを投じる。
EPJのコイズミ・スケノブ氏(MD)が4日催されたEPJ創設10周年記念記者会の席上語ったところによると、新工場ではプリンター用ロング・シャフトが製造される。3月にスタートした拡張工事は8月に完成する予定だ。
シンガポール・エプソン・インダストリアルPte Ltd子会社のEPJは1988年に賃貸工場に100人を雇用して操業を開始したが、今では1200人を雇用、セイコー商標の腕時計、エプソン商標のプリンター・キャリッジ・シャフトを生産している。
1990年にマイクロ・モーター工場を増設、1993年にISO9002を取得したEPJは、1997年には、ローター製造部門、プリンター・シャフト製造部門、腕時計完成品組立部門の3部門態勢を敷いたが、同年中にマイクロ・モーター部門を中国に移転している。
セイコー・エプソンのヤマザキ・ユージ副社長によると、目下同社はシンガポールに研究開発(R&D)センターを設けているが、移転できるR&D業務が有れば、ジョホール州に移転する用意があると言う。(STAR,NST:6/5)
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