1998-06-06 ArtNo.15210
◆<星>コンソーシアム、近くナトゥナ・ガス購入契約に調印
【シンガポール】スンバワン・コーポレーションに率いられるコンソーシアムは、西ナトゥナ沖合鉱区の天然ガスの輸入に関してインドネシア側と合意に達し、向こう2ヶ月以内に関係契約に調印する見通しだ。
消息筋によると、インドネシアの国営石油会社プルタミナ及び外国石油会社との間でガスの購入/パイプラインによる輸送/エンド・ユーザーの3領域をカバーした協定の詳細が詰められている。関係する問題は全て解決、後は契約文書が作成されるのを待って調印するだけと言う。
同プロジェクトには西ナトゥナにおける約5億米ドルのガス集積プラットフォームの建設、全長480キロ、コスト5億~5億5000万米ドルのガス・パイプ・ラインの建設、スンバワンとトゥアス・パワーの4億米ドルと6億米ドルの発電所の建設が含まれる。
先月行われた話し合いで合意が得られたもので、その内容にはシンガポールから求められた支払い保証や外国石油会社と生産分与協定(PSC)を結んでガス鉱区を開発するのに必要な10億米ドルのファイナンス等が含まれている。
伝えられるところによれば、当初5月22日の契約調印が予定されていたが、インドネシアの政情不安で延期された。プルタミナは同契約の実行に積極的で、クントロ・マンクスブロト鉱業エネルギー相の支持も得ているため、スハルト大統領の退陣後の不安定な政情にも関わらず、契約調印は行われる見通しと言う。(BT:6/5)
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