1995-05-08 ArtNo.1520
◆<星>スンバワン、テクネット買収しインターネット市場進出?
【シンガポール】造船業を中核とした政府系コングロマリット、スンバワン・コーポレーションは政府の補助を得たテクネットを買収し、インターネット公衆アクセス・サービス(PIAP:パブリック・インターネット・アクセス・プロバイダー)事業に進出する模様だ。
ST紙によれば、スンバワンは目下国家科学技術局(NSTB)とテクネットの商業化に関して協議を進めているものと見られる。シンガポールでは現在シンガポール・テレコムのシングネット(契約者4800人)がインターネットへの公衆アクセス・サービスを提供している。これに対して1992年に設けられたテクネットは専ら地元の研究開発(R&D)機関や学術機関のスタッフ約5000人に奉仕している。もしスンバワンとNSTBの協議が妥結すればテクネットはシングネットに続き、商業ベースの第2のPIAPとなる。政府は今月末に第3PIAP営業免許の入札を募集する予定で、シンガポール・テクノロジーズ、シンガポール・プレス・ホールディングズ、シンガポール・ネットワーク・サービシズ、ワイワイ等の応札が予想されている。(ST:5/6)
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