1998-06-05 ArtNo.15199
◆<馬>HDD薄膜メディア製造のコマグ、10%人員整理計画
【クアラルンプル】コンピューター・ハード・ディスク・ドライブ用薄膜メディアの指導的サプライヤー、コマグ・インクは米国及びマレーシアの4800人の従業員を10%カットする。
コマグのスティーブンC.ジョンソン社長兼CEOが3日語ったところによると、カリフォルニア州サンノゼの最も古い工場は1999年7月に賃借期限が切れるのに伴い閉鎖される。同工場の閉鎖後コマグは最先端の技術を用いた5工場を経営することになり、合計床面積は120万平方フィートに達する。内75%のスペースが顧客に密着した東南アジアに位置し、これらの東南アジア工場は、米国工場に比べ営業コストや税の面でメリットを有する。コマグは原料・備品の調達や使用面でもコスト削減を図る。
コマッグは1999年の資本支出を1998年の50%にカットする計画で、こうした支出削減と予想される営業収入の確保により、来年のキャッシュ・フローは大幅に改善される。仮に景気の回復が予想より早く生じた際は、休止中の設備にスタッフを再配置し、需要の拡大に応じる。
最近導入した新サブストレート・テクノロジーは生産ラインの収益向上に顕著に貢献していると言う。(STAR:6/4)
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