1998-06-05 ArtNo.15195
◆<星>少なからぬ域内プロジェクトが、経済危機で立ち往生
【シンガポール】東南アジアを襲った経済危機でシンガポール企業の関わる少なからぬ域内プロジェクトが立ち往生している。
ジュロン・タウン公社(JTC)に率いられるコンソーシアム、シンガポール・チカラン・インベストメント(SCI)がローカル・パートナーのPTカワサン・インダストリー・ジャバブカと、49:51の出資率で2億2500万米ドルを投じて西ジャワに開発を計画する工業パークはインドネシアの政情不安で、過去半年、工事がストップしている。
SCIにはJTCインターナショナルが45%、ウォーターバンク・プロパティーズが30%、アジア・パシフィック・インベストメント・カンパニーが25%出資している。同プロジェクトでは合計240haが開発される予定で、内50haの開発工事が第1期分として昨年10月にスタートしたばかり。
また、ナットスチールとピデムコランドは、PTチプトラ・デベロプメントと4億8800万米ドルを投じて、ジャカルタ市内にシンガポールのオーチャード・ロードに相当する商業地区を開発する計画だったが、同プロジェクトも棚上げされた。この他、ケッペル・ランドはスラバヤとペナンにおける少なくとむ2件の複合不動産開発プロジェクトを、DBSランドはインドネシアとマレーシアにおける合計4件のプロジェクトを、それぞれストップしている。(ST:6/4)
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