1998-06-05 ArtNo.15194
◆<星>北欧技術のショーケース、ノーディク・センター開設
【シンガポール】国家科学技術局(NSTB)の支援下に、スカンジナビアン・テクノロジーのショーケース、ノーディク・センターが年内にシンガポールに設けられ、シンガポール企業と北欧及び欧州企業の仲立ちも務める。
NSTB、経済開発局(EDB)、国家コンピューター局(NCB)、電信局(TAS)が3日共催したイスラエル/フィンランド企業とシンガポール企業のタイアップを促すためのセミナーの席上、NSTBのスー・グアニン副会長は、以上の消息を明らかにした。
この日のセミナーにはイスラエル企業26社とフィンランド企業4社の代表が出席、フィンランドの当地駐在貿易参事官は、特に電気通信/データ・コミュニケーション領域における両国企業の協力の潜在性を指摘した。フィンランドのセル式電話普及率は42%、固定式電話の普及率は90%、パソコン(PC)は40%で、いずれも世界のトップにランクされている。また電気通信業界だけで150社以上の中小企業が存在すると言う。
イスラエルの当地駐在チーフ・サイエンティストによると、イスラエルは国防、電子戦、電気通信、半導体製造機器、ソフトウェア開発等の領域の専門知識を提供できる。NSTBによると1996年に創設されたシンガポール・イスラエル工業研究開発基金(SIIRD)は、これまでにインターネット電話、電子機械部品、レーザー技術領域のける3件の協力事業に資金を提供したと言う。(BT:6/4)
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