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	1998-06-05 ArtNo.15193 
	◆<星>シングテル、競争力強化でローカル・サービスを分割 
	【シンガポール】シンガポール・テレコムは、予想される移動電話と固定式電話双方からの挑戦に対応するため、ローカル・サービスをこれら2部門に再編した。 
  シングテルが3日発表したところによれば、これは2000年時の競争環境に対応する戦略の一環である。2000年4月1日から基本電話と移動電話サービスを開始するスターハブは、競争力ある価格で幅広い付加価値サービスを提供する方針を発表している。 
  シングテルは予想される競争熾烈化に対応するため、トップ・マネージメントを再編、新設の移動電話サービス部門ヘッドにシンガポール・ポストのリー・シンコイ最高経営者(CEO)を起用した。同部門はワイヤレス通信サービスや通信端末機器の販売を手がける。ちなみにシンガポール・ポストの新CEOにはウィリアム・タン副CEOが昇格する。 
  これまでローカル・サービス部門のヘッドを務めてきたラファエル・リョン氏は固定式電話部門の最高経営者(CEO)に就任、国内固定式電話サービス及びネットワークの管理を引き受ける。同部門には、マルチメディア・サービス、電話帳出版、不動産管理が含まれる。 
  シングテルはこれ以前にページング部門のタン・キージュー氏を国内固定式電話サービス部門に配置している。タン氏はシングテルのタイにおけるページング事業を担当した経験を有し、シンガポールにおける最も経験豊富な電気通信事業専門家の1人と評価されている。(ST:6/4) 
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