1998-06-03 ArtNo.15170
◆<馬>米系スマート・モジュラー社、チップ工場オープン
【イポー】カリフォルニア州フリーモント拠点のメモリ・チップ製造会社、スマート・モジュラー・テクノロジーズ・インクは、ペナン州スブラン・ジャヤに3000万Mドルを投じて設けた製造/検査施設の操業を先月18日から開始している。
スマート・モジュラー・テクノロジーSdn Bhdのイップ・スンナム重役(GM)によると、新工場では目下SDRAM等のメモリ・モジュールが製造され、米国、日本、韓国、ドイツや域内の電子企業、半導体メーカー、コンピューター流通業者、法人エンド・ユーザー、政府機関、カタログ・リテーラー、付加価値再販業者、システム統合会社等に供給されている。これらにはコンパック、ヒューレット・パッカード、IBM、NCRコープ、Solectronコープが含まれる。
同社は昨年11月にペナン進出の方針を決めた後、先月工場建設に着手、同月中に操業を開始した。5本の生産ラインの内2本が既に稼働、350人が就業している。完全稼働すればSDRAMを月間40万ユニット生産できる。同社はFax/モデム・カード、スマートカード等の通信/コネクティビティー機器の製造も予定、ペナン工場はグループの生産業務の75%を占めることになる。
新工場はこれまで同社がほとんど手を付けてこなかった日本を含むアジア市場開拓の橋頭堡も務める。1988年に創設されたスマート・モジュラー・テクノロジーはスペシャリティー・メモリ・モジュール、PCカード、スタンダード・メモリ・モジュール、コミュニケーションPCカード、据え付け式プロセッサー・モジュールの指導的メーカーで、フリーモントとインドのバンガロールに研究開発(R&D)センター、フリーモント、プエルトリコ、スコットランドに工場を設けている。(STAR:6/2)
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