1998-06-03 ArtNo.15169
◆<馬>投資の潮流に変化:首相
【東京】多くの米国企業、取り分け化学会社が半島マレーシア東海岸に大型投資を計画しており、外国直接投資が電子産業に集中していたこれまでとは、投資の潮流に顕著な変化が生じている。
訪日中のマハティール首相は1日、ホテル・オークラで記者会見し、以上の感触を明らかにした。これらの米国企業にはイーストマンやプロクター&ギャンブルが含まれる。
日本の直接投資の今後の見通しに関する記者の質問に、首相は日本国内経済の低迷で日本の海外直接投資が影響を受ける可能性は有るが、マレーシアから一斉に撤退するようなことはなく、最小限の影響にとどまるよう望んでいると語った。大手日本企業は依然としてマレーシアに関心を寄せており、日本からの投資は持続しているが、現在の主流は米国に転換したと言う。今回の訪日期間中、首相は、2つの国際会議で講演する他、できるだけ多くの日本人ビジネスマンと会談する意向を表明した。(NST,MBT,STAR:6/2)
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