1998-06-01 ArtNo.15134
◆<馬>今年第1四半期のGDP生産成長率マイナス1.8%
【クアラルンプル】マレーシアの今年第1四半期の国内総生産(GDP)は1.8%の落ち込みを見、1985年以来初めてマイナス成長を記録した。
中央銀行のアハマド・ドン総裁が先週土曜(5/30)発表したところによれば、今年第1四半期の数字は1985年第4四半期のマイナス2.8%に次ぐ不振で、1985年通年の成長率はマイナス1%だった。
今回の不振は主にアジア金融危機に伴うもので、建築業は-10%、製造業は-2.4%、農業は-2.8%の落ち込みを見た。しかし鉱業とサービス業は2.0%と2.9%のプラス成長を維持した。第2四半期にはマイナス成長が繰り返される恐れも有るが、下半期は市況の回復が期待でき、通年では2~3%の成長は実現できる見通しと言う。(STAR,ST,LZ:5/31)
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