1998-05-30 ArtNo.15122
◆<馬>タイム・エンジニアリング、新テレコム・パートナー物色
【クアラルンプル】レノンBhd傘下のタイム・エンジニアリングは28日、3倍に上るギアリング(自己資本に対する借り入れの比率)を引き下げるため、向こう12ヶ月間に新たなパートナーと提携し、子会社タイム・テレコミニュケーションズ(タイム・テレコム)に新資金を注入すると発表した。
タイム・エンジニアリングのパン・シュエミン重役(MD)及びタイム・テレコムのDon Rae重役(CEO)が年次総会後明らかにしたところによると、目下交渉中のパートナーは過半数株と同時に経営面における支配権も望んでいる。Rae氏は、「全ては価格次第」と語り、支配権益を売却する可能性を示唆した。同社は来年1月より導入されるイコール・アクセスに乗じてそのビジネスの拡張を図る計画だ。
これまでシンガポール・テレコムと日本電信電話(NTT)がタイム・テレコム権益に関心を寄せていると報じられてきたが、両氏は潜在パートナーの社名を明らかにすることを避けた。
タイム・エンジニアリングは6億4000万Mドルの長期負債を抱えているが、親会社レノンの20.89%の権益を手放す計画はないと言う。(STAR,BT,LZ:5/29)
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