1998-05-29 ArtNo.15111
◆<印度>マイクロソフト、地元と提携し支援サービス網構築
【アーマダバード】マイクロソフト・コーポレーション・インディアPvt Ltd(MCI)は、中小企業の間にアパー・エンド・ソフトウェア・パッケージに対する幅広い需要が存在することから、サポート需要に応じるネットワークの構築を図っている。
マイクロソフトのDev Majumdar技術支援担当取締役によると、同社は顧客がソフトウェアの全ての機能を活用するよう希望している。目下のところは多少複雑な機能には手を触れないか、ザッと試みて投げ出してしまう顧客が多い。
MCI独自のサポート・チームはムンバイを拠点に大手企業10社ほどに支援サービスを提供している。しかし他の地域では地元パートナーを通じて支援を行っている。例えばカルカッタはBinary Fusion、マドラス/ムンバイはMediline、アーマダバードでは先週Start Powertech Pvt Ltdと協力協定が結ばれた。
地元パートナーには、この種のサービスに関心の薄い大手よりも情熱をもって取り組む小規模企業が好ましい。またMCIが直接サービスを提供すれば、顧客のコスト負担も嵩むことになる。同社はグジャラート州で独自サービス網の構築を試みたが、市場が小さすぎることを発見、見合わせた。
MCIはパートナー企業のエンジニアの訓練を引き受ける一方、年間400万ルピーの固定料金を徴収している。これによりパートナーはいつでもムンバイ及びシアトルの本社にアクセスして必要なノーハウの提供を受けられると言う。(ET:5/28)
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