1998-05-27 ArtNo.15074
◆<馬>グナワン製鉄所、操業開始以前に5年分の受注確保
【クママン】インドネシアのPTGunawan Steelとトレンガヌ州政府が77.25:22.5の出資率で1991年に設立したGunawan Iron and Steel Sdn Bhd(GIS)は、8月の操業を前に、5年分の注文を既に確保している。
GISグループのモハド・ザハイミ・モハド・アザハル重役(GM)によると、トレンガヌ州Telok Kalong工業区に10億Mドルを投じて建設中の新工場には高炉が設けられ、操業初年度に75万トン、2年目に100万トン、3年目に135万トンのスラブが製造される。
スラブは熱間圧延綱板や冷間圧延綱板の原料となり、最終製品には電子産業や自動車産業に供給される。域内にスラブを製造するものが、他にないこともあって、一部の注文に応じきれない状況となっている。
同工場に隣接して設けられた総工費6000万Mドルの綱板工場は昨年4月から操業を開始している。昨年の生産実績は6万トン、今年は15万トンが見込まれ、製品の80%は米国、残りはメキシコ、香港、シンガポール、日本に輸出されている。
グナワン・グループはインドネシアのスラバヤに2工場を有し、綱板の生産能力は3工場合わせて60万トンに達する。
8月には、クママン港に1億3000万Mドルを投じた専用埠頭も完成する。同埠頭はプルモダラン・トレンガヌBhdとGISの70:30の合弁会社PTBウェスト・ウァーフが経営する。(NST:5/25)
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