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1995-05-06 ArtNo.1507
◆<星>QAF、サリム代表も招き新冷蔵倉庫オープン
【シンガポール】上場食品会社QAF Ltdがフルーツ卸売商15社と合弁で1250万Sドルを投じて建設した果実/野菜用冷蔵倉庫の開所式が4日催され、同会場には最近QAFの持ち株を拡大しつつあるインドネシアの財閥サリム・グループの代表も姿を見せた。
この日の式典に出席したスドウィカモノ氏はスハルト大統領の親族(里子兄弟)で、サリム・グループの2企業、インドセメントとインドフードのトップを務めている。サリム・グループは過去2カ月以来QAFの持ち株を徐々に拡大しており、先週も、QAFの持ち株比率を19.42%に拡大したと発表している。これに対してQAFのディディ・ダウィス会長は、昨年12月にその持ち株を15.8%から16.6%に買い増したが、これは防衛措置と見られている。QAFの年次報告によれば、QAFグループのウォン・ファンフイ専務取締役(MD)が別に15.4%、ブルネイのボルキア国王が5.8%の権益を有する。アナリストは、QAFは長期的投資対象として良好な条件を備えており、サリム・グループの動きは企業買収の前兆と言うよりは、戦略的権益の取得と評している。またQAFのダウィス会長はインドネシア人では有るが、同社はまだインドネシアに強力な基盤を有せず、QAFにとってもサリムとの戦略提携は有利と言う。(ST,BT,LZ:5/5)
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