1995-05-06 ArtNo.1505
◆<星>ドイツ・テレコム、医療データ通信サービス計画
【シンガポール】シンガポールに地域営業本部を置くドイツ・テレコムは経済開発局(EDB)、国家コンピュータ局(NCB)、国家科学技術局(NSTB)の協力の下に、“テレメディシン”プロジェクトに着手する計画だ。
テレメディシンは電話回線によるデータ通信を医療現場に導入し、その生産性向上を促進しようと言うもので、ドイツ・テレコムの提案に基づき、目下シンガポール3ボードと同社の協議が進められている。ドイツ・テレコムのH・ミューラー重役(アジア太平洋担当MD)によると、年内の具体化が目指されており、先ず政府系病院間に導入されることになりそうだ。ドイツ・テレコムはまたシンガポールのスタッフを現在の26人から年内に40人に増員する方針だ。同社のシンガポール投資は現在350万Sドルで、その大部分は来月オープン予定のドイツ産業貿易センターの通信インフラに投入された。香港、インド、インドネシア、中国にオフィスを有する同社は、マレーシアとフィリピン市場への参入も目指していると言う。(ST:5/4)
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