SEAnews 1998-05-23 ArtNo.15025

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のＪＩＴホールディングズは1998年3月期に通年で179％増、1370万Ｓドルの純益を計上した。グループ営業額は129％増の3億9650万Ｓドルだった。
トミー・ゴー会長及びゲイ・チーチョン重役(ED)が21日記者会見したところによると、売上／利益の伸びは新製品の投入によるもので、同社は今年はその契約製造業務を、通信機器や自動車用電子部品等、他の電子領域にまで拡大することを計画している。ＪＩＴは目下、プリント基板(PCB)アセンブリーやＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)周辺機器完成品の製造を手がけている。
年内に中国、マレーシア、インドネシアにおける製造能力の拡張を予定するとともに、向こう2、3年内に欧州やメキシコに工場進出を計画、進出候補地としては中央／東部ヨーロッパ、メキシコのグアダラハラが検討されている。
ジャカルタ東方35キロのチカランに設けた3万3000平方フィートの工場は30～40人を雇用、今年3月に操業を開始したが、政情不安の中でも依然平常通り営業されていると言う。(BT:5/22)