1998-05-23 ArtNo.15024
◆<星>NCB会長、マイクロソフトへの反対給付否定
【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)のリム・スイセイ会長は21日、「マイクロソフトがシンガポール・ワンへの投資を約束したことに対してシンガポール政府は如何なる反対給付も約束していない。公平な競争の立て前から政府がそのような約束を行うことはない」と語った。
フォーチュン誌が主催した“アジア・インターネット戦略会議”の席上、参会者の1人から、「シンガポール政府はマイクロソフトのシンガポール・ワンへの投資決定に際して、一体如何なる反対給付を約束し、また如何なる特別な関係を結んだのか」と質問を受けたリム会長は以上の回答を行うとともに、「シンガポールに投資する者に対して政府がビジネスの提供を保証した例はなく、シンガポールに投資する者は、他社と平等な立場で競争せなばならない」と強調した。
マイクロソフトのような世界的企業を誘致するために、シンガポール政府は当然特別な厚情と友誼を示すが、教育プログラムを委ねると言った、ビジネスの提供を保証することはない。シンガポールが商品やサービスを購入するのは、その品質が最高か、コスト効率が最も高いと判断されたからに他ならないと言う。(LZ:5/22)
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